第2章:中小消費者金融への申込み方法(一次審査を攻略)
さてここからは、実際の申込み方法について講義をしていきますが、「必勝」を目指す皆さんは、ただ漫然と申込みをしてはいけません。
この章で、審査の核となるポイントをしっかり学んでから申込みをして下さい。
まずは、中小消費者金融の審査の仕組みを理解することからはじめましょう。
この記事のポイント
【中小消費者金融の審査は二段階審査制】
現在、ほとんどの中小消費者金融は、審査を「一次審査」と「二次審査」に分けた、二段階審査を採用しています。
審査の内容は、各消費者金融によって若干異なりますが、おおよその以下のようなイメージです。
●一次審査
・申込みフォームに入力された内容での属性審査
・指定信用情報機関を利用した返済能力調査(他社借入れ状況を確認)
●二次審査
・生活状況の詳細についてのヒアリング
・本人確認書類、収入証明などの徴求
・在籍確認
中小消費者金融では、大手と違い、日々、少人数のスタッフで業務対応を行っています。
また、承認率も10%を超えることはほとんどありません。
そのため、効率上、「一次審査」である程度、ふるい分けをして、残った案件に対して「二次審査」を行うという方法を採用しているのです。
(各消費者金融の審査の詳細については、各消費者金融の完全攻略サイトで確認出来ます。「中小消費者金融人気ランキング」の「詳細情報」をクリックすると完全攻略サイトに入れます。)
【一次審査で7割が落ちる現実!】
審査が二段階になっている以上、まずは、「一次審査」に通過しないと、まずは、先には進みません。
但し、現実は、この「一次審査」で、申込者の7割ほどが否決になっています。
まずは、なんとかこの狭き門を通過することが必要です。
しかし、逆に考えれば、この「一次審査」さえ通過すれば、「可決」は、ほぼほぼ見えてきます。
ここでは「一次審査」について解説します。
申込み前にはこの章を是非熟読して下さい。
審査通過を目指すなら必見の章です!
【申込みフォーム入力のポイント】
申込みフォームへの入力は、基本的に属性を入力してゆくだけなので、コツなどないようにも思われがちです。
しかし、この狭き門を突破するには、そんな悠長なことも言っていられません。
できる範囲の努力はしておきましょう。
①下手なウソは入力しない。但し・・!?
審査を通そうとして、下手なウソはつかないようにしましょう。
中には、漢字の読み仮名を変えて申込みをしたり、生年月日を偽って申込みをしてくる人がいます。
このような安易なウソは直ぐにバレます。
実際、まともに申込みをすれば、審査通過していたのに、下手なウソをついたばかりに、否決になってしまう人もいます。
しかし、ここがさじ加減なんですが、例え真実でも常識はずれの回答は避けるべきです。
例えば、資金の利用目的を「ギャンブル」などと申告しているようでは、可決は望めません。
「冠婚葬祭」などの無難な項目を選択すべきでしょう。
②希望金額はいくらで入力するのがベストか!?
よく希望金額を遠慮して低めに申告したり、逆に極端に高めに申告する人がいます。
しかし、希望金額は50万円ほどとしておくのがベストです。
低めの申告がよくない理由としては、消費者金融は、仮に審査でそれ以上の融資が可能という判断が出ても、申込者が申告してきた希望金額よりも高い金額を決裁しないケースがあるからです。
希望金額よりも高額な資金を融資することは、監督官庁の監査などで「過剰融資(貸し過ぎ)」と捉えられかねないからです。
また、極端に高い金額を希望するのも、あまりに節操がなく、無計画という、ネガティブな印象を持たれてしまいます。
希望金額は50万円ほどまでにしておくのが妥当です。
③居住年数・勤続年数の入力方法
中小消費者金融の申込みフォームには、居住年数や勤続年数を入力する項目がありますが、この期間があまりに短いとそこで「足切り」されてしまう可能性があります。
私の経験では、居住年数、居住年数、共に1年以上は欲しいところです。
しかし、これらの項目は消費者金融側でもなかなか裏を取ることが出来ず、せいぜい以下の方法で整合性をチェックする程度です。
●居住年数
:住民票を提出しない限り確認しようがないため、本人申告を信用するしかない。
●勤続年数
:国民健康保険以外は資格取得年月日でおおよそ確認出来る。(但し、グループ会社への出向などの場合もあり確実ではない)
もちろん、これを悪用して嘘の申告をすることを推奨しているわけではありませんが、消費者金融側から確実に裏が取れる項目でないことは覚えておいた方がよいでしょう。
④自己破産や債務整理は逆にアピールすべし!?
これは、既に他社で複数の借入れがある人よりも、自己破産や債務整理で過去の負債がクリアされている人の方が、信用が高いと逆説的に考えられているからです。
申込者の中には、“せっかく過去に自己破産や債務整理をしているのに”信用情報の更新漏れなどで負債がクリアされておらず、そのままになってしまっている人もいます。
このため、消費者金融の審査担当がそのことに気づかず、ただの「長期延滞」と勘違いして、否決としてしまうケースもあるのです。
自己破産や債務整理をしているのであれば、そのことは、申込みフォームの備考欄に記載しておくなど、アピールすることを忘れないようにしましょう。
⑤フリースペースをフル活用せよ!
中小消費者金融の申込みフォームは、会社にもよりますが、「備考欄」などのフリースペースを設けていることがあります。
このスペースは数少ない、自分をアピールできる場所なのでフル活用しましょう。
良い使用例は、次のような内容です。
・自己破産や債務整理をしていることをアピールする。
・「出来れば一部他社をおまとめしたい」等、計画性のある記述をする。
・パート、アルバイトなどで自分自身の収入が少ない場合は、配偶者の年収がいくらくらいあるということを記載しておく。(配偶者が、大会社や公務員などであれば。それもアピールする)
逆に悪い例は、次のようものです。
・切羽詰まった「泣き言」や「身の上話」を記入する。
・異常に長い記述をする。
消費者金融は福祉が目的の企業ではないので、申込者の身の上に同情して融資をするということは絶対にありません。
かえって、ネガティブな印象を持たれる可能性があるのでこのような記述は控えておきましょう。
【信用情報調査のポイント】
申込みフォームの属性審査に通過した案件は、指定信用情報機関を利用した返済能力調査が実施されます。
これもいくつかのポイントがありますが、どちらかというと普段からの注意事項です。
①信用情報に誤りがないかチェックしておく
皆さんは自分自身の信用情報を開示したことはありますか。
実は、信用情報には、更新漏れなどで、誤った情報が掲載されていることはよくあります。
身に覚えがないのに何社か審査に落ちてしまっている人は、一度、信用情報を開示して、チェックしておくことをおすすめします。
誤りが判明すれば、信用情報機関を通して、訂正依頼をすることも可能です。
(参考記事:信用情報開示のススメ!)
②少なくとも利息分以上の入金はしておくこと
中小消費者金融が利用している指定信用情報機関は、㈱日本信用情報機構(JICC)です。
このJICCでは、利用している他社の過去12回分の延滞日数が判明するようになっています。
そのため、現在、他社が延滞中でなくても、過去1年以内に返済遅れがあると、確実に審査に響いてきます。
安易に返済を遅れないようにするのはもちろんですが、もし、定額に満たなくても、利息分以上の入金があれば、次回支払日を更新さえている会社がほとんどなので、利息分以上の入金は遅れずにしておきましょう。
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[…] (参考記事:第2章:中小消費者金融への申込み方法(一次審査を攻略) (参考記事:第3章:中小消費者金融の審査を攻略(二次審査を攻略) […]