中小消費者金融は、もはや「サラ金」ではない!
中小消費者金融に対して、
・金利が高い!
・取り立てが怖い!
・家庭崩壊!
などなど、ネガティブな印象を持っている人って、少なからずいるんじゃないかしら。
でも、最近の中小消費者金融は、あの当時とは、全く違った企業になっています。
確かに、昭和58年に貸金業規制法が成立するまでは、消費者金融を取り締まる法律もなく、その強引な取り立てによって自殺者が出るなど、「サラ金問題」として、社会問題化した時代がありました。
そのためか、私の親の世代なんかは、消費者金融のことをいまだに快く思っていない人が多くいます。
また、上限金利についてもその時代は、なんと、年率109.5%!という驚きの高金利でした。
(ちなみに、現在は20.0%)
年率109.5%って半端ないですよ!
計算すると、10万円を1ヶ月間借りた場合の利息は、9,000円です。
1万円支払っても、1,000円しか元金が減らないということになります。
こんな高金利で、何社も借りてたら、返済出来なくなるのは当然のことかもしれません。
それを乱暴に取り立てしていた業者が多かったということです。
でも、そこから、段階的に法律による規制は厳しくなっていき、平成22年に改正貸金業法が完全施行される前後には、その規制の厳しさについてこれないような会社は相当数淘汰されました。
業者数で見ても、昭和61年のピークには、47,504件もあった業者数は、平成30年には、1,770件と激減しています。
この異常とも思える業者数の減少を見ても、当時の規制が、どれほど、凄まじかったのかがわかると思います。
つまり、何が言いたいかと言うと、現在、生き残っている消費者金融は、中小と言えども、このような厳しい規制をくぐり抜けてきた、「真っ当な会社」と認めても良いのではないかということです。
高金利で規制も緩く、悪徳業者がぼろ儲け出来るような時代は、とっくに終わっています。
いまの時代、消費者金融業を続けてゆくのは、それなりに意識の高い企業でなければ不可能でしょう。
もちろん、サービス面では、資金力の高い、大手には及ばない面は多くあります。
でも、かつての、「サラ金」という印象は、いまどきの中小消費者金融には、当てはまらないような気がします。
皆さんはどう思いますか。