比較サイトの広告が問題になってきている!?
【消費者金融の広告には規制があります】
最近、ネット上の比較サイトなどの広告が、ちょっと問題になっているのはご存知ですか。
消費者金融が自社で広告を出す時は、「安易な借入れを助長するような表現」は、けっこう厳しく規制されています。
例えば、
「無審査融資!」
「ブラックでも貸します!」
なんて表現は間違いなく、一発アウトです。
しかし、各社の公式サイトではない、「アフィリエイト」という広告収入目的で作成された比較サイト等については、実際、かなり過激な表現が目立っています。
このようなサイトの表現について、中小消費者金融は、これまでも、一応の監督、指導は行っていたようですが、徹底しきれていませんでした。
まあ、多少の大袈裟な表現は、実質的に黙認していたふしもあります。
ただ、だんだんと、このような黙認体制が通用しなくなってきています。
そして、そんなサイトが検索順位の上位にきてしまっているのも事実です。
【問題提起のきっかけは消費者庁からのメッセージ】
そのきっかけとなったのは、大阪のプレインハーツという会社のダイエットサプリの過剰宣伝に対して、消費者庁が出したメッセージです。
それは、
「アフィリエイトについて広告主の責任を積極的に追及していくというメッセージと受け取ってもらって構わない」
というもので、アフィリエイト広告の監督責任は広告主にあると明言した内容でした。
消費者庁からこのような、メッセージが発信されたからには、これまで、アフィリエイトサイトに黙認状態だった、中小消費者金融も、各サイトの表現が適正かどうかチェックせざるを得なくなってくると思われます。
その結果、過激な表現で、借入れをあおってきた、低品質なサイトは、徐々に淘汰されてゆくのかもしれません。
【大切なのは情報を収集するバランス感覚!】
このような世の中の流れは、過激な表現だけの低品質なサイトが淘汰されることになるので、大筋では賛同していますが、各社が過剰に反応しすぎてしまうかもということが、ちょっと心配です。
これまでのように、アフィリエイトサイトが、ネット上で、ある事ない事を過激な表現で記載して、集客するは確かに問題です。
しかし、各サイトの運営者達が委縮して、その会社の公式ホームページを見ればわかるような無難なことしか、書けなくなってしまうのも、情報統制的な感じがして、つまらなく思えてしまいます。
ネットの世界は、これまでは、虚実入りまじった情報を取捨選択するのも醍醐味でしたし、フェイクもありますが、他では知り得ないディープな情報も与えてくれました。
規制するにしても、ホントは、この辺りのバランス感覚をもって対応していってもらえたらいいんですけどね。
参考記事:(過剰なネット広告に規制の動き!?)
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[…] 今後は、だんだんと、「比較サイト」や「金融ブログ」などでも、「自己破産や債務整理をしていても大丈夫」といった露骨な表現はしにくくなっていくと思われます。 (参考記事:比較サイトの広告が問題になってきている!?) […]
[…] 今後は、だんだんと、「比較サイト」や「金融ブログ」などでも、「自己破産や債務整理をしていても大丈夫」といった露骨な表現はしにくくなっていくと思われます。 (参考記事:比較サイトの広告が問題になってきている!?) […]