消費者金融、春の第二繁忙期に期待!
この記事のポイント
【消費者金融には、知られざる「第二繁忙期」がある!?】
消費者金融の繁忙期は、ズバリ「3月」です。
この時期は、新年度、新学期に向けて、何かと物入りなので、資金需要が高まり、例年、通常月の約1.2倍、閑散期の月よりも1.5倍ほどの申込み件数になります。
また、申込み件数が多い時期は、承認率も高くなる傾向があるので、このような繁忙期は申込みのチャンスの時期にもなっています。
(参考記事:カードローンに、借りやすい時期、借りにくい時期はあるか!?)
このように、「3月」が繁忙期であることは世間に広く知られていますが、消費者金融には、3月に続く、「第二の繁忙期」があることはご存知ない方も多いのではないでしょうか。
3月の繁忙期は有名ですが、5月に再度、繁忙期がくることは、知らない人も多いので、覚えておくとよいでしょう。
【第二繁忙期はいつ!?】
では、「第二の繁忙期」はいつなのでしょうか。
最初に答えを言ってしまうと、「5月」がそれにあたります。
否、その年によっては、5月が3月の申込み件数を上回る年もあるので、もはや、「第二」ではなく、「5月こそが繁忙期!」という表現が適切なのかもしれません。
5月に資金需要が増える原因は次のことが考えられます。
① ゴールデンウイークの影響
5月は世間的に、「ゴールデンウイーク」があります。この大型連休によって、資金需要が高まります。
連休で予想以上の出費がかさんでしまった方などの申込みが増えるので、申込みは連休明けから一気に増加することになります。
② 自動車税の支払い時期
ついつい、忘れがちで、思わぬ出費になってしまうのが、「自動車税」です。
自動車税の納税通知書は毎年、5月上旬に都道府県(軽自動車は市町村)から送られてきて、納期限は5月末までです。
忘れていた方にとっては、いきなり数万円の出費になるので、この自動車税が資金需要につながっていることは間違いないでしょう。
【春の申込みはM字を描く】
春の消費者金融の申込み状況をまとめると、
4月・・申込み減少(プチ閑散期)
5月・・申込み増加(繁忙期)
6月・・申込み減少(閑散期)
というように、グラフにするとM字型を描く傾向があります。
この傾向は、大手でも中小消費者金融でも、毎年ほぼ変わりません。
【2019年は期待大!】
さて、2019年度の5月は超特殊月です。
4月30日に天皇陛下の退位、5月1日に皇太子殿下の即位が行われ、元号も「令和」に代わります。
このことに伴い、ゴールデンウイークは10連休となります。
(この連休中は休業している中小消費者金融も多いので注意して下さい。)
この超大型連休によって、資金需要も、例年よりもさらに増えることが予想され、連休明けの申込みは大幅に増加することが予想されます。
また、前述したように、例年の傾向では、申込み件数と承認率は正比例しているので、承認率の増加も期待が持てそうです!