第3章:中小消費者金融の審査を攻略(二次審査を攻略)
前回までの講義で、申込み~一次審査までについて解説しましたが、一次審査に通過しても二次審査に通過しなければ晴れて「可決」とはなりません。
「必勝」を目指す皆さんは、この章で、二次審査のポイントをしっかりおさえておきましょう。
この記事のポイント
【二次審査とは】
一次審査に無事通過すれば、次は「二次審査」です。
「二次審査」の内容は、おおよそ、次のようなもので、申込みフォームに入力した内容の裏付け確認が中心です。
・生活状況の詳細についてのヒアリング
・本人確認書類、収入証明などの徴求
・在籍確認
会社にもよりますが、この「二次審査」の通過率は、6割~7割とも言われています。
(連絡が取れなかったり、キャンセルも合わせると、最終的には、3割以下になってしまうようですが)
なので、ヒアリングで、よほど常識外れな回答をしたり、申告に嘘があったりしなければ、ほぼ問題ないと思われます。
しかし、油断は禁物です。
「可決」確実にゲットするためにも、今回、「二次審査」攻略法について、詳しく解説していきます。
(各消費者金融の審査の詳細については、各消費者金融の完全攻略サイトで確認出来ます。「中小消費者金融人気ランキング」の「詳細情報」をクリックすると完全攻略サイトに入れます。)
「可決」となる可能性が高まると思います!
【ヒアリング攻略法】
大手消費者金融ではあまり馴染みがありませんが、中小消費者金融では、生活状況のヒアリングとして、電話で、いろいろと細かなことを確認されることがあります。
確認される内容は、例えば、
① 実家など別居親族の確認
② 借入れが増えてしまった原因
③ 世帯の収入と支出の確認
④ 配偶者がいれば配偶者の勤務先や年収
⑤ 自己破産や債務整理をしていれば、その経緯
といったことです。
実際は申込者の属性によって確認される項目は様々に変わるので、一つ一つ羅列することはなかなか困難です。
このヒアリングは、二次審査最大の難関です。
なにせ、聞かれることも様々で、何をどう回答するのが正解なのわかりにくいということがあります。
言ってみれば、「面接」に近いイメージで捉えてもよいでしょう。
以下にポイントを記しておきます。
※クレーマー気質は排除される!
「ヒアリング」の目的のひとつに、「クレーマー気質の人」や「態度の悪い人」など、後々トラブルになる可能性が高い人を排除することがあります。
消費者金融の業務は、融資しただけで終わるわけではありません。その後、きちんと返済してもらわなければ、全く利益になりません。
そのため、後々、トラブルになりそうな方に、融資をすることは絶対にありません。
ヒアリングの中で、そのような片鱗が見え隠れした場合、まず可決は望めません。
※質問への回答は誠意をもって!
先方の質問には、辛抱強く丁寧に回答することを心がけて下さい。
なにも流暢に回答する必要はありませんが、最終的には、「きちんと返済していってくれる人間性の人だ」と思ってもらえればOKです。
質問内容によっては、やや失礼に感じる内容もあるかもしれません。
また、実際、中小消費者金融の社員の中には、質問の聞き方や段取りの悪い者もいて、同じ話を何回も繰り返すようなこともあります。
そのような場合でも腹を立てずに、丁寧に誠意をもって回答してください。
なにもへりくだる必要はありませんが、ふてぶてしく、
「それ、さっきも言いましたけど」
とか
「そんなことまで言う必要ありますか?」
なんて言っていたら、まず可決は望めません。
※ウソはいけませんが常識の範囲で回答する!
「ヒアリング」では、下手なウソはつかないことも重要です。
慣れない方が咄嗟にウソをついても、後々、辻褄が合わなくなってしまうこともあります。
原則、正直に回答しておきましょう。
但し、いくら正直に回答すると言っても、「常識の範囲」ということがあります。
例えば、いくら本音であっても、「ギャンブルに使いたいから融資して欲しい」なんて言っていては、可決は望めません。
あくまで一般常識の範囲で回答するようにして下さい。
※回答しにくい答弁は反省の弁で逃げ切る!
例えば、「どうして借入れが増えたのか」なんて質問にはどう回答すべきか悩んでしまうと思います。
例え事実であっても、
「ストレス発散にパチンコに熱中してたら知らない間にここまで増えちゃいました!ワッハッハー」
なんて回答がまずいのは誰でもわかると思います。
しかしそもそも、消費者金融の借入れが増えたのに、そんな立派な理由があるわけがありません。
そんな時は、質問に対して直接の回答になっていなくても、反省の弁を述べておくようにしましょう。
例えば、
「最初はちょっとした遊行費だったのが、私に計画性がないばかりに、安易な借入れが増えてしまいました。今回を最後にこれ以上は増やさないように計画立ててやっていきたいと思います。」
くらいの答弁を繰り返すイメージです。
※極力回答拒否はしない
中小消費者金融では、「二次審査」で、実家などの別居親族を確認されることがあります。
もちろん、申告を拒否することもできますが、そうすると、正直、「可決」は望めなくなります。
そもそも、なぜ、実家情報まで確認するかといえば、
・実家情報をおさえておくことで、返済を放置しないようにプレッシャーをかけておく。
・行方不明になった際の問い合わせ先として。
・行方不明になった際、住民票などで追跡調査をする際の手がかりとして。
などが理由にあげられます。
但し、昨今は、「個人情報の取り扱い」に関する意識も高まってきているので、よほどの大義名分がなければ消費者金融が実家に連絡をすることはありません。
もちろん、実家や別居親族を教えたからといって、勝手に保証人などになっているわけではありません。
それを踏まえたうえで、回答するかしないかを決めて下さい。
【収入証明提出のポイント】
各消費者金融で基準は異なりますが、二次審査で、「収入証明」の提出を求められることがあります。
一般的には、「源泉徴収票」や「所得証明書」などがそれにあたりますが、直近2カ月分の「給料明細」でも代替え可能です。
しかし、「給料明細」を提出した場合、年収額は、2カ月分の平均額に12ヶ月をかけた金額で算出されることになり、ボーナス分の加算が加味されず、実際の年収額よりも低い金額になってしまうことがほとんどです。
提出するのであれば、出来る限り、「源泉徴収票」や「所得証明書」にしておきましょう。
【在籍確認のポイント】
中小消費者金融では、融資をする前に、自宅の固定電話や勤務先での在籍確認を行っています。
これは、勝手に消費者金融が電話することはなく、ある程度、日時を指定することも可能としている会社がほとんどです。
電話をかけてくるときに社名を名乗ることはなく、個人名でかけてくるのが一般的です。
消費者金融に申込みをする人は、利用していることが、家族や同僚にバレたら困るという人が多いと思うので、在籍確認の日時に関しては消費者金融の担当に相談するとよいでしょう。
在籍確認については、中小消費者金融はかなり柔軟に対応してくれるところも多く、電話をかけてくる者の男女別を指定できたり、名乗ってほしい社名を指定できたりする会社もあります。
また、最近では、個人情報保護の観点から、電話をしても在籍確認ができない会社も多くあります。
この場合、在籍確認の代替えとして、「直近の給料明細」などの提出を求められることもあります。
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[…] 増額審査の際、新規融資時に受けたような「ヒアリング」が実施されることもあります。 このヒアリングを、ないがしろにして、いい加減にスルーするようでは高額融資は望めません。 もちろん必要以上に話を盛ったり、嘘をつく必要はありませんが、ある程度、時間を設けて誠意ある対応を心掛けて下さい。 誤解を恐れずに言えば、中小消費者金融の限度額の審査は、このカウンセリングの雰囲気で決まってしまうことが多くあります。 先方のヒアリング担当者との波長が上手く合えば、思わぬ高額融資となることも有り得ます。 増額を申し出る前に、『第3章:中小消費者金融の審査を攻略(二次審査を攻略)』でヒアリング対応のコツを見直しておきましょう。 […]