連続申込みはおすすめできない!
この記事のポイント
【短期間での連続申込みはNG】
消費者金融にキャッシングの申込みをするとき、やたらめったら、何件も申込みをする人がいます。
私が現場で審査していたときも、10件ほど連続で申込みをしている人に遭遇したことは、何度もありました。
なんとかして借りたいという気持ちは、わからなくもないですが、このような申込みの仕方は、おすすめできません。
このような連続申込みは、いわゆる「申込みブラック」と言って、申込めば申込むほど、審査での評価は下がり、「負の連鎖」になりかねないからです。
【どうして他社に申込みしたことがわかるのか】
そもそも、どうして他社に申込みをしたことがわかってしまうのでしょうか。
現在、消費者金融には、審査の際、「指定信用情報機関」を照会して、返済能力調査をすることが義務付けられています。
そして、消費者金融が、審査目的で、指定信用情報機関に照会をすると、そのことは、リアルタイムで記録され、以後、6カ月間残ることになっています。
このため、照会した会社には、申込者が、何月何日何時何分、なんの申込みをしたのかということがわかってしまうのです。
同日に、何度も照会された形跡があれば、他社に申込みをしたけど、断られて申込みをしてきたということは直ぐにわかってしまいます。
【審査での評価が下がる理由】
では、なぜ、短期間に申込みが集中していると、審査での評価が下がってしまうのでしょうか。
その理由は、おおよそ、以下のようなことです。
① 計画性がなく、早期に破綻する可能性が高いと判断される
不良債権が発生する大きな要因は、貸付した後に借入れ増加することがほとんどです。
いまどきは、「総量規制」が導入されているので、消費者金融で借入れ出来る範囲は限られてはいるものの、短期間に何件も申込みをする人は、計画性がなく、破綻する可能性が高いので、敬遠されます。
② 他社が断ったのには何か理由があると判断される
審査担当者の気持ちになればわかると思いますが、例えば、自社の審査基準では、「可決」になるような内容でも、その前に、10社以上の同業他社が「否決」にしていたら、「何かそれなりの理由があるに違いない」と勘繰りたくなります。
本当は何もなくても、このように、不審に思われたら、審査にはなかなか通りません。
断られる件数が増えるほど、負のスパイラルに陥ってしまいます。
【何件から申込みブラックになるの?】
このような「申込みブラック」と判断されるのは、具体的には、何日間で何件以上申込みをした場合なんでしょうか。
これについては、明確な定めがあるわけではなく、「各消費者金融の審査基準次第」という他ありません。
あくまで、私の感覚で言えば、「1カ月間で5件以内」であれば、ほぼ問題ないと思います。
逆に、申込み件数が、「1カ月間で10件」にもなれば、審査結果は、限りなくヤバイかもしれません。
【申込みは出来れば一発で決めたい!】
このように、消費者金融の審査は、否決になればなるほど、さらに通りにくくなってしまう性質があります。
例えば、最初から、大手消費者金融で可決になる見込みがないような人が、大手に申込みをしまくった直後、中小消費者金融に申込みしてきても、「申込みブラック」で警戒されて、中小でも否決になってしまうことも考えられます。
消費者金融への申込みは、ダメもとでいろんな会社に申込みをしまくるのではなく、自分自身の信用状態をある程度、見極めて、出来れば、一発で決めたいものです。
当サイトはそのための、参考にして下さい。
1件の返信
[…] 私の見解では1カ月に5件以内であればOKです。 (参考記事:連続申込みはおすすめできない!) […]