惜しくも否決になってしまう人って!?
キャッシング審査をしていると、惜しくもあと一歩というところで否決になってしまう人もいます。
誰がどう見ても完全に否決になるような方はある意味どうしようもないのですが、このようなあともう一歩の方は、どんな内容が多くて、どうすればよかったのでしょうか。
私の審査経験を基に解説していきます。
【総量規制ギリギリ】
現在、消費者金融には総量規制が導入されているので、使途自由のフリーローンの場合は、年収の3分の1を超える貸出しは禁止されています。
このため、いくらその他の属性が良くても、貸金業者からの借入れ額が既に年収の3分1を超えている場合、審査は通りません。
また、いくら年収の3分1を超えていなくても、あまりにギリギリでは可決は望めません。
ここは総量規制の天井まで、少なくとも10万円以上の空きを確保したいところです。
具体的には、年収300万円の方であれば、既存の借入れ額が90万円未満ということです。
申込みも総量規制の天井まで10万円以上空いてからした方が無難です。
なので、申込みフォームへの入力の時点で、総量規制の天井まで10万円以上空くようになっていないと否決になってしまう可能性があります。
【返済が毎回やや遅れている】
キャッシング審査で他社の返済状況は最重要項目です。
他社が現在延滞中であったり、1年以内に1カ月間以上の延滞があった方は、まずなかなか審査には通らないでしょう。
実績から返済能力が乏しいと判断されてしまうからです。
また少しの日数でも、毎回のように返済が遅れている方も、審査からは嫌われます。
例えば、毎回のように一週間以内の遅れを毎回繰り返しているような方です。
このような方は、返済能力に乏しいというよりもむしろ「返済がルーズ」といったほうがしっくりくるかもしれません。
このような方は少なくとも直近半年は遅れずに返済してから申込みをする方が無難です。
【転居・転職から間もない】
中小消費者金融では、居住年数や勤続年数でふるいにかけている会社もあります。
消費者金融の審査では「安定性」を重視するからです。
これは各社の自主ルールにもよりますが、目安としては両方とも1年以上あればまず問題ありません。
もし、そこまで待てなくても転居・転職から「半年間」は欲しいところです。
但し、一次審査で誤解によって否決にならぬよう、申込みフォームへの入力は、長い方の年数を入力しておきましょう。
【短期間に申込みが集中している】
ローンの申込みした経歴は6ヶ月間、信用情報に登録されることになります。
そのため短期間にあまり集中して申込みをすると、審査で敬遠されてしまうことがあります。
俗に言う「申込みブラック」です。
敬遠される理由は、
② 負債額が急増する可能性が高い
③ 計画性がないように感じられる
といったところです。
これも各中小消費者金融によって基準は異なりますが、私の見立てでは、1カ月に5件以内であればまず問題ないと思います。
ただ、直近で10件以上の申込みをしていたりすると、さすがに警戒されるので注意して下さい。