知ってます?女性専用商品を設ける真の理由
消費者金融の商品には、女性専用の「レディースローン」というものもあります。
大手消費者金融のほとんどは、このような女性専用商品を設けていますし、中小消費者金融の中でも、専用商品を設ける会社も増えてきました。
商品内容は、通常のフリーローンと全く変わりませんが、「対応を全て女性スタッフで行う」ということで、女性でも安心して申込み出来るようにしています。
セントラルにも、女性専用の「マイレディス」という商品があり、2015年12月より、専用WEBサイトも設けて、わざわざ別商品として差別化を図っています。
女性客は少数派
消費者金融がわざわざ女性専用商品を設けるのは、女性客への訴求のためです。
消費者金融利用者の男女比率は、各社の統計によると、概ね、男性7割、女性3割になっており、いまだ女性利用者は少数派です。
男性の方が相対的に、収入が高い、とういこともあるかもしれませんが、
「消費者金融は男性が利用するもの」
「怖そう」
という漠然としたイメージが、女性客の利用を遠ざけているということもあります。
そのため、各社、顧客開拓として、女性客の取り込みを目論んで、レディースローン商品を設けているということです。
レディースローンは一時期、各社撤退していたが・・
レディースローンによって女性客に訴求してゆくという取り込みは、特に目新しいことではなく、消費者金融業界では、かなり前からありました。
かつては、「総量規制」のような年収制限もなかったため、一専業主婦が、合計で数百万円の借入れをしていることも珍しいことではありませんでした。
ひと昔前は、どの業者も、あきらかに過剰融資気味だったのです。
しかし、2010年6月に施行された改正貸金業法によって、「総量規制」が導入され、自分自身の収入が低い女性客への融資は、これまでのようにはできなくなってしまいました。
そのため、法改正直後の一時期は、レディースローンを取りやめる消費者金融が続出した時期がありました。
その後、数年が経過し、各社、お客も入れ替わり、女性の多重債務者も少なくなってきたため、また、新たに、総量規制の範囲内ではありますが、顧客開拓として女性を取り込みたいという流れが発生してきたというわけです。
女性客を獲得するメリット
また、女性客を増やすことは、新たな顧客層の開拓という以外にも、次のようなメリットがあります。
①実質的な支払能力が高い
既婚者の場合、男性よりも女性の方が、実質的な支払能力を持っている場合が多くあります。
日本では、家計のやりくりは、妻が行うといったスタイルの家庭がいまだ大半を占めています。
このため自分自身の収入が少なくても、実質的な返済能力が高い女性は多数存在します。
②女性の方がしっかりしている
これは、偏見かもしれませんが、このような傾向はあると思います。
事実、筆者の経験でも、無茶な借入れをしやすいのは、男性の方が多く、女性の方が堅実という印象があります。
返済についても、男性はルーズ、女性はきちんとしている、という印象があります。
このように、女性客を増やせば、破綻しにくい優良顧客が増えるということにつながると考えられています。
女性が申込みをするなら
「商品内容が同じであれば、別にわざわざ、レディースローンに申込みをしなくても良いのでは?」
という意見もあるかもしれません。
しかし、女性が消費者金融に申込みするのであれば、女性専用商品を設けている会社が絶対に有利です。
(わざわざ別ブランドで売り出している手前、審査する者の心理としては、なるべく可決にしたいという意識が働くものです。)
また、消費者金融の中には、「女性客は収入が少ないから返済能力が乏しい」と、全く逆の考え方をする会社もあります。
女性が申込みをするなら、そのような会社と専用商品を設けている会社のどちらが有利なのか言うまでもないでしょう。
女性の方が、消費者金融に申込みをする時は、このポイントは是非抑えておいて下さい。
女性が申込むなら専用商品を設けている会社が絶対に有利です!
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