無人店閉鎖から見える営業方針の変化
ユニーファイナンスは、もともと、「お客様の見える場所で仕事をしていきたい」というコンセプトの地域密着型の消費者金融でした。
無人契約機の設置エリアも東海地域に限定され、一時は店舗数も、有人店舗1支店、無人契約機9店舗にまで増え、まさに地域の中核をなす企業の立場を目指していました。
しかし、ここ数年、無人契約機の店舗を相次いで閉鎖しており、営業方針にやや変化が見られます。
・2016年5月22日:刈谷無人店閉鎖
・2016年10月23日:守山無人店閉鎖
・2018年1月22日:蟹江無人店閉鎖
※追記(2019年12月15日)
ユニーファイナンスではその後も、
・2018年8月26日に豊田無人店が閉鎖
・2019年8月18日に土古、春日井、金山無人店が閉鎖
・2019年11月19日に生桑、西春日井無人店が閉鎖
と段階的に無人店の閉鎖が続き、現在は、名古屋駅近郊の有人店舗のみとなりました。
無人契約機閉鎖は業界の流れ?
このような有人、無人店閉鎖の流れは、ユニーファイナンスに限ったことではありません。
他の多くの消費者金融も、全国の有人、無人店を閉鎖しつつあります。
無人契約機は、平成5年に、アコムが「むじんくん」を導入したのをきっかけに、業界に一大ブームを巻き起こし、各社、こぞって、ユニークなネーミングの無人契約機を導入し、消費者金融に直接来店することに抵抗があった人達を取り込むことに成功しました。
しかし、その後、インターネットやスマホの普及よって、消費者金融への申込み方法は、来店から、ネット申込みへと変化してきました。
また、費用面においても、無人契約機を設置するには、土地代、ブースの設置費用、機械の購入費用、警備会社との契約など莫大な費用がかかります。
その点、ネット申込みは、公式HPに「申込みフォーム」を設置するだけなので、費用は格安です。
また、広告宣伝も、従来の、新聞広告、雑誌広告、野立て看板、など、いまひとつその効果がわかりにくいものから、成果報酬型のネット広告に移行してきています。
このような中、無人契約機は、業界での一定の役割を終えつつあるのかもしれません。
※在りし日の金山無人店外観
緩やかに全国展開企業に変化
かつて、ユニーファイナンスは融資対象エリアを東海地域に限定していましたが、このようなネット申込みの増加に伴い、徐々にエリアが広がり、現在では、全国からの申込みが可能となっています。
やはり東海地域の方は有利!
しかし、いくら全国展開企業になったからといって、長い年月で形成された企業体質はそうそう簡単には変わるものではありません。
そのような中、現在でも、東海地域に居住している方は、そのことが審査では有利に働くと思われるので、特におすすめします。
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