財務局登録、都道府県知事登録の違いで比較!
【財務局登録、都道府県知事登録は何が違うの?】
消費者金融業を営業するには、以下の所轄官庁へ「貸金業登録」をする必要があります。
①営業所が一つの都道府県の場合・・各都道府県知事
②営業所が複数の都道府県にまたがる場合・・財務局
各都道府県も財務局も、登録業者に対しては、管理、監督を行ってゆくわけですが、通常、財務局の方が、都道府県よりも、監査は厳しいと言われています。
財務局登録業者の方が都道府県知事登録業者よりも、会社の規模が大きくなることが多く、求められるコンプライアンス体制や社会的責任もより大きくなるからでしょう。
つまり、財務局登録業者の方が、より厳しい基準の監査をクリアした業者なので、信用度の高い業者という判断も出来るということです。
今回は、各中小消費者金融を所轄官庁の違いで比較してみました。
でも、最近は、都道府県をまたいで営業所を設置しなくても、インターネットキャッシングで全国展開出来るから、都道府県知事登録の会社が増えています。
【厳しい監督官庁と甘い監督官庁がある】
一般的に、財務局の方が、都道府県よりも、監査は厳しくなるということは説明しましたが、それ以外にも、各所轄官庁によって、「厳しい官庁」と「甘い官庁」の差は出てきます。
特に、都道府県は、金融課に配属された責任者によるところも大きいので、どこの官庁が厳しくて、どこが甘いとうことは、一概には言いにくいのですが、地方の方が、都会よりも甘い傾向があると言われています。
但し、究極の都市部である、東京都知事登録だけは例外です。
東京都は登録貸金業者の数が他の都道府県に比べて、圧倒的に多く、各業者への管理監督はどうしても手薄になりがちだからです。
このような理由から、東京都知事登録で登録番号が(1)の新しい業者の中には、違法性の高い業者がまぎれている可能性もあるので要注意です。
【各中小消費者金融の所轄官庁は?】
では、各中小消費者金融を所轄官庁で分類してみましょう。
※財務局登録業者
・セントラル(四国財務局登録)
・ユニーファイナンス(東海財務局登録)
※都道府県知事登録
・ライフティ(東京都知事登録)
・プラン(大阪府知事登録)
・アロー(愛知県知事登録)
・フクホー(大阪府知事登録)
ほとんどが、都道府県知事登録の中、セントラルとユニーファイナンスが財務局登録なのは目立ちますね。
この2社は、財務局による、厳しい監査基準をクリアした会社なので、社会的な信用度の高い会社ということも言えるでしょう。