アナログ審査にもメリットがある!
これまで当サイトの記事を読んで頂いた方は、フクホーの特徴について、大体、把握してもらえたと思います。
その中で、フクホーは、借入れしやすい反面、「保守的でアナログ」な面があるという、ネガティブな印象を持たれた方も多いのではないでしょうか。
しかしアナログ審査は、デメリットだけではなく、申込者にとって、チャンスという考え方も出来ます。
フクホーの審査は正直者が報われる!?
フクホーのようなアナログ審査では、しばしば、「返済意志」、「返済意識」といった、数値に表しにくいものが重視される傾向があります。
これは極めて重要なポイントで、「返済意識」に乏しい方は、どんなに属性が良くても審査には通りませんし、逆に、「返済意識」さえしっかりしていれば、属性が悪くても審査に通る可能性が高いということが言えます。
では、何をもって「返済意志」がしっかりしていると計っているかということですが、それは、他社の入金実績や、契約書類の書き方や、ヒアリングでの対応といったものになります。
例えば、他社の入金が、結果的に現在延滞中ではなくても、毎回、数日間、返済が遅れているような人は、ルーズな性格と見なされる可能性がありますし、書類の記入が雑な人は、やはり入金も雑になるような印象を与えかねません。
まして、ヒアリング時の応対が悪い人は問題外です。
その逆に、真摯に真面目に対応している人は、返済もしっかりしてくれるであろうと期待出来るので審査は通過しやすくなります。
このように、アナログ審査では、真面目な対応が報われやすいので、属性に自信がない人にとっては大きなメリットになると思います。
消費者金融業界の新しい流れとは
現在、消費者金融業界には、新たな潮流が発生しています。
それは、審査にAI(人工知能)を導入し、ビッグデータを解析して与信判断をするという試みです。
フクホーのようなアナログ審査とは、真逆とも言える流れです。
代表的な会社では、みずほ銀行とソフトバンクが共同出資した、「J.Score(ジェイスコア)」や、新生銀行グループの消費者金融ブランドの「レイクALSA」がそれにあたります。
特に、「J.Score(ジェイスコア)」は、一見、審査には無関係と思われる、趣味趣向のような質問をして、その回答をビッグデータで解析し、スコア化するという、かなり画期的なシステムになっています。
今後の消費者金融業界は、このような審査手法が主流になってくるとも言われています。
しかし、筆者はあえて、この流れには反論しておきます。
審査はアナログでよいのでは!?
もともと、消費者金融は、対面与信を基本としていました。
無担保、無保証というリスクが高い融資方法なので、融資する相手に、実際、会って、「人となり」を観察し、信用できると確信した相手に融資をするというスタイルでした。
しかし、現在の審査は、大手を中心に、コンピューターに属性を入力して、加点してゆくという、オートスコアリングシステムが主流になっています。
このオートスコアリングシステムを導入したことで、消費者金融は、短時間で、安定した与信が行えるようになり、拡大路線の道を突き進むことになりました。
今回のAI審査やビッグデータでの解析というのは、どんどん、原点からかけ離れてしまうことになるようにも感じています。
いくらビッグデータで解析するといっても、やはりキャッシングの審査は、最終的には、アナログな部分が大切になってくるのではないでしょうか。
もちろん、新しい試みを全て否定するつもりはありませんが、フクホーのように、無理な拡大路線をとらず、ブレずにアナログ路線を貫いている会社の方が、経営的には安定しているようにも思えます。
フクホーのような審査の方が、「返済意志」といった、ある意味、人間性のようなものが重視されるので属性に自信がない方にはかえって有利だと思います。
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