第5章:増額審査の攻略法

やっとのことで審査が通っても、中小消費者金融では新規の限度額は低めに抑えられる傾向があります。
しかしここであきらめる必要はありません。
この先の取引実績次第では増額で高額の融資を受けることだって夢ではないのです。
否、最初に設定された限度額はいわば「お試し」で、むしろ真に適正な限度額はその後の「増額」で設定されると言っても過言ではないのです。
ここでは中小消費者金融の増額審査の攻略法について解説していきたいと思います。

 

柴田
中小消費者金融の場合、新規で設定される限度額は「お試し」の意味合いが大きく、よほど属性が良くない限り10万円前後の場合がほとんどです。
但しその後の取引実績次第では、適正な限度額はもちろん、「適正以上」の限度額の融資が可能となることも有り得ます。

 

【最初の増額はどのくらいから可能になるのか】

新規で融資を受けてから、1度の返済もしていないのに増額の申込みをしてもまず審査は通りません。
最初の増額の審査を受けるには、少なくとも3回以上の返済実績を必要としている会社がほとんどです。

これは統計上の問題ですが、返済が滞ったりするなど、「不良債権」となるのは、最初の3回の返済で決まるケースが多いからです。
逆に言えば、最初の3回をきちんと返済をするような人は、最後まできちんと返済する可能性が高いということです。
(中には半年以上経過を見る中堅消費者金融もあります。)

いずれにしても、新規取引時は、低めの限度額を設定して、3カ月ないし半年後に審査をして適正な限度額に引き上げるというのが中小消費者金融の王道パターンです。

 

【取引実績とは何を指すのか】

前述したように、増額が可能かどうかは取引実績次第ですが、ここで言うところの「取引実績」とはどのようなことを指すのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。

① 返済期日を遅れないこと

当たり前のことですが、融資した相手が遅れずに返済をするかどうかは重要なポイントです。
少なくとも融資してから3回以上は遅れることなく返済をしなければなりません。
事情は様々あるかもしれませんが、融資をした、はなっから遅れてしまうような方は増額対象者として適切ではないと判断されます。

② 定額以上の返済額があること

これも当然ですが、決められた分割返済金額以上の入金がなければ、まともな返済とは見なされません。
もちろん、完全に遅れてしまうよりはマシですが、増額を目指すのであれば定額以上の入金をしておくことが必要です。

③ キャッシングの他社借入れが増えていないこと

消費者金融の審査では、必ず指定信用情報機関を利用して他社借入れ状況の調査を行います。
その際、新規申込み時に審査した時よりも、他社借入れの件数、金額が増えてしまっているのは好ましくありません。
特に、「キャッシングの借入れ件数」が短期間で増えてしまっている場合は審査に通らない可能性が高くなります。
一方、カードで買い物などをした際の借入れ(ショッピングローン)に関してはそれほど気にされていません。

④ 短期間に他社への融資申込みが集中していないこと

多くの中小消費者金融が利用している指定信用情報機関の㈱日本信用情報機構(JICC)では、過去6ヶ月間に、会員の金融会社が審査で照会をした形跡が残っています。
つまりその客が過去6ヶ月間に、何回他の金融会社に融資の申込みをしているのかが一目瞭然となっているのです。
ここでもあまりの短期間に申込みが集中している場合は審査で敬遠される可能性もあります。
具体的には、1ヶ月に5件以内が限度でしょう。

 

【増額で高額融資を受けるために】

限度額10万円を20万円にする程度の増額であれば、特に何もする必要はありませんが、限度50万円以上の高額融資を目指すにはちょっとしたコツがあるので紹介していきましょう。

① 一部おまとめで高額融資の可能性も

増額審査でも「お金の使い道」は必ず確認されます。
もちろんここで嘘をつく必要はありませんが、「ギャンブルで使いたい」なんて答えたら、審査が通らないのは常識の範疇です。
もし高額融資を目指すのであれば、「借入れの一部をおまとめしたい」と相談してみるのも計画性がある感じがして良いと思います。
但し、他社返済のおまとめ目的で借入れした分は、必ず、本当に返済にあてるべきなので、「他社を完済したうえで手元にいくら欲しい」ということは最初に具体的に相談しておきましょう。

② ヒアリングを攻略して高額融資を目指せ

増額審査の際、新規融資時に受けたような「ヒアリング」が実施されることもあります。
このヒアリングを、ないがしろにして、いい加減にスルーするようでは高額融資は望めません。
もちろん必要以上に話を盛ったり、嘘をつく必要はありませんが、ある程度、時間を設けて誠意ある対応を心掛けて下さい。
誤解を恐れずに言えば、中小消費者金融の限度額の審査は、このヒアリングの雰囲気で決まってしまうことが多くあります。
先方のヒアリング担当者との波長が上手く合えば、思わぬ高額融資となることも有り得ます。
増額を申し出る前に、『第3章:中小消費者金融の審査を攻略(二次審査を攻略)』でヒアリング対応のコツを見直しておきましょう。

 

【増額をする際の注意事項】

増額の審査にはいくつか注意事項があります。

① 限度枠内の出金が止まってしまう可能性もある

審査の結果によっては、増額どころか、限度枠内の出金も止められてしまう可能性もあるので注意が必要です。
(上記の「取引実績」をきちんと積んでいる場合はまず問題ないと思いますが)
そのため限度枠内での融資をあてにしていた場合は、増額の申し出をしたことが、「やぶへび」になってしまいかねません。
増額の申し出をする際は、最悪、限度枠内の出金も止まるリスクがあることは覚えておいて下さい。
どうしても枠内融資が必要であれば、先に引き出してから増額の審査を受けた方が無難です。

②「延滞」は自社他社含め厳禁

増額で可決を目指すのであれば、自社他社を問わず、「延滞」は厳禁です。
当然ながら理想は1日も遅れないことです。
もし万が一、全ての業者に満額返済が出来ないような場合でも、増額を申し出る予定の会社には、きちんと定額以上の入金をしておきましょう。
最悪、他の金融会社には、利息分以上の入金をして、次回入金日付を更新しておけば、指定信用情報機関のJICCにも「延滞」扱いにはなりません。

② 否決になったら再申込みまで半年は空ける

残念ながら審査がある以上、増額の申込みをしても審査に落ちてしまうこともあります。
中にはそれでも懲りずに毎月のように申込みをしてくるような人もいますが、中小消費者金融側に計画性がない印象を与えるだけで、かえって逆効果なのでやめておいた方が無難です。
一度、否決になった会社への増額申込みは潔く半年間は寝かせましょう。
その間、再度、「取引実績」を積めば、再度の審査で可決となる可能性は充分あります。

 

中小消費者金融人気ランキングはこちらをクリック!
bnr_cashingranking.jpg

ShibataMasaru

ShibataMasaru

自らもかつて貸金業に従事。その経験を活かして現在は金融情報専門のライターとして精力的に活動中。幅広い人脈を活用した情報取集力には定評がある。 当サイトを含め多数のサイトで執筆を担当。

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です