アナログ審査の利点を生かせ!
業界のデジタル派とアナログ派
かつて消費者金融の融資は「店頭面談」が当たり前でした。
お金を貸す時は、相手と直接会って、「この人ならお金を貸して大丈夫」と判断した方のみに融資をするというスタイルでした。
しかし、平成5年にアコムの「むじんくん」から始まった無人契約機ブーム以降、店頭面談というスタイルは徐々に業界の主流ではなくなってきました。
さらにインターネットキャッシング全盛期のいまどきになると、店頭面談スタイルの審査はほとんど見かけなくなってしまいました。
ある程度の審査基準を設けて、属性や信用情報の状態をスコアリングによって採点することで、面談をしないで、効率よく大量の申込みが処理出来るようになったからです。
この流れは、中小消費者金融にも大きな影響を与え、それ以後、中小消費者金融でも二極化が進みました。
すなわち、
大手に近い合理的な審査方法を採用して、原則、属性情報や信用情報機関の情報だけで審査する会社
②アナログ派
これまでの「面談」の良い面を生かして、電話での「カウンセリング」に力を入れている会社
の2種類です。
(中には、今でも昔ながらの店頭面談にこだわって営業している、超アナログ派の「エイワ」のような中堅消費者金融もありますが業界では少数派です。)
デジタル派から見れば、アナログなカウンセリングは、ただの自己満足としか映っていないかもしれません。
また、アナログ派から見れば、上辺だけの情報で、大して話もしたことがない相手に、お金を貸すのは乱暴だと感じているかもしれません。
これは、どちらが正しいということではなく、その会社のスタイルです。
このような観点から見れば、プランは明らかに、「アナログ派」と言えるでしょう。
アナログ審査のデメリット
アナログ審査には以下のようなデメリットがあります。
・多くの申込みを処理できない
・審査基準にムラが発生しやすい
・配偶者情報、別居親族情報などプライバシーなことまで聞かれる可能性がある
また、プライバシーなことまで散々聞かれたあげく、最終的に否決になってしまうことすら有り得ます。
正直、プランの審査にもこのような側面があることは否めません。
アナログ審査のメリット
しかし、反面、アナログ審査には次のようなメリットもあります。
・カウンセリング次第では高額決裁が出ることもある
(逆にカウンセリング次第で否決になってしまうことも、もちろんあります)
つまり、属性や信用情報の状態が多少悪くても、二次審査のカウンセリングまで進むことが出来れば、「人柄」という属性情報では計り知れない要素を審査で加味してもらえるということです。
単純なデーターだけで可否を決めるデジタル審査は、ともすれば、単なるイエスノーゲームになってしまいかねません。
それに比べれば、アナログ審査の方が、人情味があるのかもしれません。
浪花節だよプランの審査
プランのカウンセリングは、堅苦しい敬語での対応はしておらず、あえてフランクな口調の会話形式で行われています。
関西という独特の地域性もあります。
時に、この関西弁の口調を、「上から目線」とか「言い方がきつい」などと感じる人もいるようですが、全く他意はなく、中小消費者金融ならではのノリの口調なので、あまり気にしないことです。
正直、ひと昔前はどこの消費者金融もそんな感じでした。
アナログ審査の特徴を生かす
このように、アナログ審査も、悪い面ばかりではありません。
その特徴を抑えれば、デジタル審査よりも、むしろ申込者にとって有利に導くことも可能です。
プランのカウンセリング必勝法については、こちらにまとめてあるので参考にして下さい。
(参考記事:知らなきゃ損するプランの審査を徹底解説!(二次審査))
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