はじめに
「改正貸金業法施行後も頑張ってる街金があるらしいぞ!」
私がフクホーの社名を知ったのはこんな噂がきっかけで、たしか2012年ごろでした。
改正貸金業法施行される前は、消費者金融の数はかなり多く、業界の動向は、大手か準大手とよばれる規模の会社の情報をチェックしておくのがせいぜいで、正直、フクホーの社名など聞いたこともありませんでした。
しかし、法改正を前に、準大手と呼ばれる規模の会社を筆頭に消費者金融は軒並み廃業、もしくは大幅な業務縮小を余儀なくされ、登録業者数は減少の一途を辿ることになりました。
また、貸出しについても、新たに導入された「総量規制」によって、中小消費者金融では、それまでメインの申込み客であった多重債務者に融資が出来なくなり、業界全体に先の見通せない不安が大きくのしかかっていたように思われます。
そんな中、“積極融資に打って出ている会社がある”というのは、多くの同業他社にも希望をもたらしたものだったように記憶しています。
また、私の記憶では、堂々と、「自己破産・債務整理をした方歓迎」という文句で広告を出していたのは、フクホーが最初だったように思います。
(さすがに協会の自主規制に抵触する表現なので、そこまで露骨な宣伝は見られなくなりましたが)
いずれにしても、法改正後の中小消費者金融業の活躍は、フクホー抜きでは語れないと言っても過言ではありません。
そんな業界のパイオニア的立場を、一街金であったフクホーが担っていたのも、また事実です。
今回、そんなフクホーに敬意を表して、徹底調査・解説させて頂きます。
乞うご期待!
法改正直後の一時期は、競合他社もなく、ほぼ独占状態だったんじゃないかな。
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