セントラル「申込みフォーム」入力の完全対策マニュアル
セントラルをはじめ、中小消費者金融は、大手に比べて人員も限られているので、効率よく、多くの申し込みを処理する必要に迫られています。
このため人手を使わないネット申込みを推奨することが多くなります。
このような観点からも、申込者全員の審査を最後まで進めることは、効率的ではありません。審査の各行程で、ふるいにかけて、最終的に融資出来る方を絞っていく方法を採用しています。
この、「ふるい分け」は、「申込みフォーム」の入力項目に散りばめられています。
この章では、そのあたりをポイントに、申込みフォームの入力の仕方について解説していきたいと思います。
中小消費者金融の承認率は10%を超えることはまずありません。
ということは、申込みの90%以上が断りということです。
申込みがあった時点で、可決の見込みがない方を除外するために、申込みフォームには、「ふるい分け項目」が散りばめられています。
これを分析することで、セントラルの審査基準の一端が垣間見えてきます。
セントラルへの申込みは必ず公式HPから!
※審査基準に関しては、セントラルは公表しておりません。あくまで筆者の経験に基づく見解です。
目次
基本情報入力のポイント
セントラルの申込みフォームは、最初にごく簡単な、自宅、勤務先などの基本情報を入力させて、その後、一問一答形式で、詳細を確認してゆく二段階方式となっています。
もちろん、ここでの入力は、正しい内容を入力してゆくべきですが、いくつかポイントなる項目があるので、それを抜粋して解説していきましょう。
●お客様情報の入力
セントラルの申込みフォームは、「お客様情報」の入力から始まります。
ここで入力する項目は以下のような基本的な情報です。
・希望のお借入額:Aコース50万円・Bコース30万円・その他
・氏名、性別、生年月日、メールアドレス、ご本人以外の扶養家族
ここでポイントとなるのは、「希望のお借入額」という項目です。
消費者金融は申込者が希望している金額以上を貸出しすることは、過剰融資の観点から禁止されています。
そのため、遠慮をして少額の希望額を入力してしまうと、本当は高額の決裁が出ていたとしても、限度額を下げられてしまう可能性があるのです。
しかし、やたらと高額を入力しても、先方に無計画な印象を与えてしまいます。
ここは、50万円としておくのが妥当です。
仮に、そこまでの金額が不要であれば、先方から決裁が出た後に、減額を申し出ればよいだけです。
他の氏名、性別、生年月日、メールアドレス、扶養家族などの項目は、入力間違いがないようにだけ注意しておけば大丈夫です。
●ご自宅情報の入力
ご自宅情報は、住所、電話番号を入力する箇所です。
ここで入力する電話番号は審査中の連絡先として登録されるので、携帯電話を選択しておくほうが無難です。
他の項目は入力間違いがないようにだけ注意しておきましょう。
●お勤め先情報の入力
お勤め先情報の入力は、電話番号の入力だけに注意しましょう。
ある程度の規模の会社であれば、部署ごとに複数の電話番号があると思いますが、この入力箇所には、勤め先の実態が明らかになるように、勤め先が公式HPなどで公表している「代表番号」を入力しておきましょう。
●その他情報の入力
ここの箇所では、任意入力の「その他ご要望」を活用しましょう。
本来の使用方法とはやや異なりますが、ここには、申込みフォームの入力だけでは伝えきれないようなアピールポイントを入力しておきましょう。
例えば、
「私自身は、パートですが、夫は公務員20年勤務で、年収〇〇万円と収入は安定しております。」
「現在、独身一人暮らしですが、実家は〇〇県にあり、いずれ相続予定です。」
といった内容です。
そのようなことを入力しても審査に温情を示してくれることは絶対にありません。
それどころか、審査担当者がかえって不安に感じて、否決になってしまう可能性すらあります。
一問一答簡単入力のポイント
基本情報の入力が完了したら、次に、一問一答形式で、生活状況についての質問に回答してゆくことになります。
「一問一答」と言っても、質問内容もごく一般的なものばかりなので、特に身構える必要はありません。
消費者金融の申込みフォームは、どうしても入力内容が多くなりがちなので、申込者に嫌気をさされることがないように、入力方法を工夫しただけのものです。
まずは、以下に、全質問内容を記しておきます。
●現在の年齢を教えてください。
●ご結婚はされていますか?
●ご同居されている人数を教えてください。(ご本人様も含む)
●ご自宅の種類を教えてください。
●家賃もしくは住宅ローンの有無を教えてください。
・ご負担額を入力してください。
●勤務形態を教えてください。
●職種を教えてください。
●年収額を入力してください。
●会社の社員数を教えてください。
●現在までの勤続年数を教えてください。
●今後の勤続予定を教えてください。
●保険証の種類を教えてください。
●消費者金融でのお借入額を教えてください。(銀行、クレジットカード、その他でのお借入は除きます)
●銀行、クレジットカード、その他でのお借入額を教えてください。(消費者金融でのお借入は除きます)
●現在、それらのお借入は、ご延滞されていますか?
●現在、税金や健康保険料の滞納はございますか?
●過去に債務整理を行ったことがありますか?
・その時の債務整理の方法がどのような方法でしょうか?
・それはいつ頃のことでしょうか?
●この質問には要注意
もちろんこれらの質問には正直に回答してゆくべきですが、中には、回答次第で否決となってしまう質問項目もあるので、注意が必要です。
以下に特に注意が必要な項目をまとめました。
●現在までの勤続年数を教えてください。
⇒勤続年数は長ければ長いほど審査では評価されます。
しかし、例えば、関連会社へ出向した場合など、一見、勤続年数が浅くても、実はトータルの勤続年数は長いということもあります。
そのような場合は、トータルの勤続年数を入力しておきましょう。
●今後の勤続予定を教えてください。
⇒「休職中」と「退職予定有(決定)」を選択するのはNGです。ここは、「今後も継続勤務予定」を選択するのが無難です。
●保険証の種類を教えてください。
⇒「加入なし」を選択するのはNGです。否決となる可能性が高くなります。
●消費者金融でのお借入額を教えてください。(銀行、クレジットカード、その他でのお借入は除きます)
⇒ここで入力した金額が、先に入力した年収額の3分の1を超えている場合は、総量規制オーバーとみなされて、信用情報の照会すらされずに否決となってしまう可能性があります。
●現在、それらのお借入は、ご延滞されていますか?
⇒「延滞しているが入金予定有」「延滞しており、目処がたっていない」を選択するのはNGです。ここは「延滞していない」を選択すべきです。
●現在、税金や健康保険料の滞納はございますか?
⇒ここも「滞納中」や「相談し支払い中」を選択するのはNGです。「無」を選択すべきです。
●過去に債務整理を行ったことがありますか?
⇒もし、本当に債務整理を行ったことがあれば、ここは「したことがある」を選択してください。
セントラルでは、過去、債務整理や自己破産をした方も審査対象としているので、正直に申告しても全く問題ありません。
また、債務整理や自己破産をした方の場合、信用情報の登録が、更新漏れによって、単なる長期延滞中となってしまっている可能性があります。
(参考記事:信用情報開示のススメ!)
正直に申告することで、誤解による否決を防止することができます。
●まずは一次審査通過を目指せ
ひとつ誤解がないように説明しておきますが、当サイトでは、申込みフォームの入力に嘘の申告をするようすすめているわけではありません。
セントラルでは、申込みフォームの入力内容と指定信用情報機関の調査によって、「一次審査」を実施していますが、言いたいことは、まずは、確実に一次審査に通過することを目指すべきということです。
細かな事情については、後の担当者とのヒアリングで説明すればよいことです。
しかし、この一次審査で落とされてしまった場合は、釈明の機会すら与えられることはないのです。
そのためにも、一問一答のNG項目はしっかり理解しておいてください。
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