初公開!アローの審査を完全攻略!(一次審査)
アローのキャッシング審査は、「一次審査」と「二次審査」の二段階構成になっています。
そして、各審査の大まかなイメージは以下の通りです。
●一次審査
・・申込みフォームに入力した属性審査と指定信用情報機関を利用した返済能力調査
●二次審査
・・本人確認書面、収入証明などの確認
・・いわゆる「カウンセリング」(生活状況の詳細や金銭感覚を確認)
この二段階審査は、中小消費者金融ならではのスタイルで、同じ消費者金融でも、大手はこのように手間のかかる審査は行っていません。
どうしてもリスクの高い申込者を扱わなければならない環境から、やむを得ず生まれた、審査方法といえるでしょう。
この章では、それぞれの審査がどのように行われているかをレポートしてゆきます。
まずは、一次審査からです。
かなり細かく入力する箇所もあるので、多少時間はかかります。
しかし、適当に入力していては、良い結果は望めません。
この章を参考にして、面倒でも丁寧に回答しておきましょう。
目次
【申込み条件について】
アローの申込みフォームの上部には、注意事項として、申込みが不可能な方の条件が列記されています。
姉妹サイトの情報提供で判明したことですが、アローが申込みフォーム上で審査対象外としている内容に変更がありました。(2018年度5月現在)
これまでは、
・未成年及び66歳以上の方はご契約出来ません。
・健康保険未加入の方はご契約出来ません。
・無職の方はご契約出来ません。
・現在、他社のご返済が遅れている方はご契約出来ません。
・自営業者の方で確定申告等年収証明が提出できない方はご契約出来ません。
であったのが、
・年齢24歳以下及び66歳以上の方はご契約出来ません。
・貸金業者からの借入れが既に年収の3分の1を超えている方は申込み出来ません。
・健康保険未加入の方はご契約出来ません。
・勤続1年未満(11ヵ月以下)の方はご契約出来ません。
・現在、他社のご返済が遅れている方はご契約出来ません。
・自営業者の方で確定申告等年収証明が提出できない方はご契約出来ません。
となっており、下線の項目に変更がありました。
年齢25歳以
勤続1年以上
の条件の方でないと、申込みは受付けないという内容になっています。
通常、他の消費者金融は、年齢は20歳以上であれば申込みできますし、勤続年数も特に問われることはありません。
このようにアローのキャッシングは、入口の段階で、他社よりもかなり条件を絞っています。
但し、アローの承認率は、競合他社に比べて高く、この条件に合致する方であれば、特に審査が厳しいというわけではないので安心して下さい。
【申込みフォーム入力のコツ】
アローの審査は、公式ホームページの申込みフォームに必要事項を入力するところから始まります。
ここでは、申込みフォームの入力のコツについてポイントを絞って解説してゆきます。
※申込み金額・使途など
●申込み金額は遠慮せず入力すべし。
申込み金額は遠慮して少ない金額を入力しないことがポイントです。
消費者金融は過剰融資をすることが禁止されています。
そのため仮に10万円と入力すると、たとえそれ以上の与信が可能な場合でも、10万円という与信結果になってしまう可能性があります。
行政の監査などで、
「客が10万円しかいらないと言っているのに、無理やり不必要な金額を融資した」
と言われかねないからです。
また、やたら意味もなく極端に高い金額も、あまり良い印象はありません。
50万円くらいと入力しておくのが妥当でしょう。
もちろん、本当に必要としているのであれば、それ以上の金額を入力しても構いません。
※お客様情報について
●自宅固定電話番号は極力入力すべし。
申込みフォームには、自宅電話番号と携帯電話番号を入力する項目があります。
最近は、自宅に固定電話がなく、携帯だけという人も多いので、自宅電話番号の入力は必須ではなく、アローの申込みも、「どちらかは必ず入力」としています。
しかし、中には、自宅固定電話を引いている人でも、携帯電話だけを入力して、自宅固定電話の入力をしない人もいるようです。
なるべく、余分な個人情報を提供したくないというのが本音でしょう。
しかし、もし自宅に固定電話がある場合は、入力しておいた方が、審査には有利になので、入力しておくことをおすすめします。
もし、家族に内緒であれば、そのことを備考欄に入力したり、二次審査のカウンセリングで伝えれば、相応の配慮はしてもらえるはずです。
まずは、一次審査に通過することが重要なので、ここは素直に入力しておきましょう。
※自宅情報について
●小細工不要。正直に入力すべし。
ここの項目は正直に入力するほかありません。
時に、「住宅ローン・家賃」の項目を少なめに入力したがる人もいますが、そのようなことをしてもあまり意味はないので、正直に入力しておきましょう。
※連絡先について(お一人住まいの方の場合)
●実質的には必須項目です。
ここでは、一人暮らしの方が実家などの入力を求められています。
「同意が得られた場合」という注意事項がありますが、これは完全に建前のようです。
実際は、同居家族構成で、「独り暮らし」を選択すると、この項目は入力しなければ申込みが出来ないようになっています。
このため、申込みをしたければ入力するしかありません。
このような情報をあまり開示したくないという人もいるかもしれませんが、キャッシング審査はある程度の個人情報を提供して申込みをすることが前提です。
また、そもそも、信用できない会社であれば申込みすべきではないでしょう。
※勤務先情報について
●年収額はポイントです!
ここでは、年収額を入力する箇所があります。
但し、申告した負債額が、ここで入力した年収額の3分の1を超えている場合は、それ以上、審査を継続しないで否決になってしまう可能性があります。
かといって嘘の年収申告をしても、結局、後で収入証明を提出する段階で、バレてしまうので、正直に申告するしかありません。
しかし、もし、副業や兼業など、年収を合算出来る収入があれば、それも計上した金額を入力しておりた方が良いでしょう。
※配偶者について
●実質的には必須項目です。
この項目も、「既婚の方は同意が得られた場合入力ください」という注意事項がありますが、実際は、配偶者がいる方は、入力しないと申込みが出来ないようになっていて、実質的な必須項目になっています。
このため、申込みをしたければ入力するしかありません。
※他社お借入れ状況について
●他社お借入れ有無は「カードローン」の借入れのこと。
他社お借入れ有無で「有」を選択すると、キャッシングの利用をしている会社の、会社名、借入残額、返済額/月、をかなり細かく入力するフォームが出現します。
「キャッシングは全て入力して下さい」という注意書きがあるので、本来、消費者金融、銀行カードローンなど、キャッシング全ての入力が必要ということです。
しかし、ここは、あえて、「消費者金融」からの借入れだけを入力しておきましょう。
例えば、同じクレジット会社からの借入れでも、「キャッシング」なのか「ショッピング」なのかで、総量規制の対象になるかならないかが変わってきます。
ここに、あれこれ負債を入力すると、先方が誤解して「総量規制に抵触」ということで否決になってしまう可能性があるからです。
ここの入力がどうであれ、指定信用情報機関を照会すれば借入れ額は明らかになります。
しかし、誤解をされると、指定信用情報機関の照会をされる前に否決になってしまう可能性もあるので要注意です。
●債務整理等の経歴はアピールすべし
意外かもしれませんが、最近の中小消費者金融の審査では、自己破産や債務整理をした方は、そのことをアピールした方が審査には有利になります。
そのような方は、過去の借入れが清算されているので、現在、多重債務の状態にある人よりも支払い能力はあると判断されるからです。
アローでは、自己破産や債務整理に至った、時期、経緯をフリーメモで入力するようにもなっています。そのような経緯があれば、隠さずに、報告をしておきましょう。
この項目で、審査に有利になるのは、
・自己破産
・債務整理
・個人再生
・特定調停
です。
逆に審査で不利になるのは、
・現在延滞中
・過去延滞有り
です。
特に、ここで「現在延滞中」と入力した方は、まず一次審査は通過しないでしょう。
但し、嘘をついても、結局は、指定信用情報機関の調査でバレてしまいます。
※今回お申込みいただくきっかけとなった広告など
●備考欄の活用の仕方
ここは、例えば、
「家族には内緒なのでお願いいたします。」
といった配慮して欲しい事情などを伝える時に有効です。
また、審査で特にアピールしたいポイントは記載しておくのも有効です。
例えば、
「現在の勤務先は子会社への出向なので、あわせて勤続は〇年になります。」
「現在の自宅は単身赴任で、自分自身の持ち家があります。」
といったことをアピールするのは有効です。
もし、何もなければ、無理に入力しなくても大丈夫です。
よくありがちなのは、いわゆる「泣き言」や懇願を入力することです。
例えば、
「どこも貸してくれません。借入れできなければ自殺するしかありません。」
「本当に困っています。どうか助けて下さい。」
といった類の書き込みです。
しかし、このような「泣き言」を入力すると、かえって敬遠される可能性があるので、やめておいた方が良いでしょう。
このようなことを書いても、先方が同情してお金を貸してくれることは絶対にありません。
むしろ、あまりに切羽詰まった印象で、引いてしまう可能性が高いでしょう。
【信用情報は正しい内容になっているか】
前述したように、いまどきの審査は、自己破産や債務整理をしていることは、かえって有利に働きます。
しかし、中には、信用情報の更新漏れや申告漏れにより、自己破産や債務整理をしたことが抹消されていて、「長期延滞中」という事故情報だけが残ってしまっていることもあります。
このような方は、ただの長期延滞者と誤解されて否決になってしまう可能性があります。
(詳しくは関連記事:【せっかくの自己破産を勘違いで否決にするな!?】で確認して下さい。)
このため、過去に自己破産や債務整理をした方は、指定信用情報機関に開示請求をして、自分の信用情報の掲載が間違いないか確認しておくことをおすすめします。
もし、誤った内容であれば、指定信用情報機関を経由して、訂正依頼をすることも可能です。
・㈱日本信用情報機構(JICC)への開示請求はこちらで確認できます。
投稿者プロフィール

- 保険代理店に勤務時にファイナンシャルプランナー3級を取得。現在は結婚して退社したが、スタッフの声掛けにより、アルバイトとして当サイトを含め家計に関する記事の執筆を受け持つことに。今回「消費者金融アロー」と「ユニーファイナンス」解説サイトの調査・執筆の依頼を受け奮闘中。
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